【経験者が解説】アカウントプランナーはきつい?仕事内容・向いている人の特徴も紹介

【経験者が解説】アカウントプランナーはきつい?仕事内容・向いている人の特徴も紹介 就活・転職

アカウントプランナーへの就職や転職を考えているけれど「激務できついのでは?」「実際の仕事がイメージできない…」と不安に感じていませんか?

結論、アカウントプランナー職は時間的制約や高いプレッシャーから、ハードワークになりやすい傾向があります。

本記事では、新卒でアカウントプランナーとして働いた実体験をもとに、きついと言われる理由からやりがいまでを徹底解説します。

記事の後半では、アカウントプランナー求められるスキルや向いている人特徴、キャリアパスについても解説するので、ぜひ最後までお読みください。

この記事を読むことで、アカウントプランナーの実像を正しく理解し、あなたに合った職種かどうかを判断できるようになります。

アカウントプランナーとはどんな職種?実際の仕事内容を紹介

アカウントプランナーとはどんな職種?実際の仕事内容を紹介

アカウントプランナーは、広告代理店において企画と営業の両方を担う職種です。クライアントの課題を深く理解し、最適な広告戦略を立案・提案することが主な役割となります。

具体的な仕事内容を以下にまとめました。

・予算配分の最適化
・ターゲット層に合わせた媒体選定
・広告効果を最大化するための施策立案

これらの作業をクライアントとの打ち合わせを重ね、市場動向やデータ分析を基に戦略を練り上げていきます。

私が新卒で入社した会社では、担当企業の戦略立案に加えて、新規営業活動もしていました!

最適な戦略立案に向け、他部署のリソースを活用し、上司や先輩と協働して提案内容を精緻化していたのを覚えています。

このように、アカウントプランナーはクライアントの戦略立案に加え、企業によっては営業活動も担う職種です。

アカウントプランナーがきついと言われる理由

理由

アカウントプランナーがきついと言われる理由は以下の通りです。

▼アカウントプランナーがきついと言われる理由
理由①|残業時間が長い
理由②|強いプレッシャーがある
理由③|クライアント対応の負荷が大きい

それぞれ詳しく解説していきます。

理由①|残業時間が長い

アカウントプランナーがきついと言われる理由として、残業時間が長いことが挙げられます。残業が多くなる要因は、担当業務の幅広さと複雑さです。

私の勤めていた会社では、見込み残業時間が40時間でしたが、60〜80時間は残業していました。

具体的には以下のような仕事が積み重なるため、仕事に慣れるまではかなりの時間を費やしていた覚えがあります。

・営業活動
・クライアント用のレポート作成
・広告追加提案用の資料作成

上記に加えて、急なクライアントからの要望や市場環境の変化に対応するため、予定外の作業が発生するケースも珍しくありません。Web広告は24時間365日動いているため、緊急対応が必要なケースも出てきます。

とはいえ、あまり残業時間なく切り上げている方もいたので、効率的に取り組めば残業を最小限に抑えられる可能性もあります。

理由②|強いプレッシャーがある

アカウントプランナーは常に数値目標と向き合う職種であるため、クライアントの広告投資に対する成果責任を負っています。目標達成できなければ最悪の場合は契約終了につながることがきついと言われる理由です。

特に、予算が大きい案件を担当する方は、プレッシャーも大きくなります。

年度末や四半期末には自社の売上目標の達成に向けて追い込みがかかり、新規提案の数も増加します。そのため、スケジュール管理や優先順位付けが重要です。

このような環境下で、常に高いパフォーマンスを維持し続けることは、多くのアカウントプランナーにとって大きなストレスとなっているのが実情です。

理由③|クライアント対応

クライアント対応の難しさは、アカウントプランナーが直面する課題の一つです。担当するクライアントによって知識量や予算規模、意思決定プロセスが異なるため、それぞれに最適なコミュニケーションが必要です。

急な仕様変更や追加要望への対応、複数の担当者間での意見の相違を調整する作業など、想定外の業務が頻繁に発生します。

時にはクライアントの要望と実現可能な施策との間でギャップが生じ、その調整に多大な労力を費やす場合もあります。また、成果が出ない時期には厳しい指摘を受けることもあり、メンタル面での負担も大きくなりがちです。

クライアントとの信頼構築には時間を要し、失った信頼の回復は困難なため、日々の対応には細心の注意が求められます。

アカウントプランナーのやりがい・魅力

アカウントプランナーのやりがい・魅力

ここまでアカウントプランナーが「きつい」と言われる理由について解説してきましたが、一方でやりがいや魅力も多く存在する職種です。

ここからは、実際に私が働いて感じたアカウントプランナーのやりがいを紹介していきます。

アカウントプランナーのやりがい・魅力
やりがい①|業界のトレンドに敏感になる
やりがい②|クライアントの売上拡大に貢献できる
やりがい③|チームで成果を創出できる

やりがい①|業界のトレンドに敏感になる

アカウントプランナーとして働くと、常に業界のトレンドに触れられるため、知識が豊富になります。

私が担当していたホテルや結婚式場の案件でも、ユーザーの消費行動の変化や市場動向を直接把握できました。

またマーケティング全般の知見や広告効果の測定方法についても理解を深められます。

こうして培った知見は、キャリアにおける大きな財産となり、将来的に転職を考える際にも強力な武器となります。

やりがい②|クライアントの売上拡大に貢献できる

自ら立案した広告戦略が成果に直結しクライアントの売上拡大につながる点は、アカウントプランナーならではの大きなやりがいです。

数値として成果が明確に表れるため、自身の仕事の価値を実感しやすく、大きなモチベーションにつながります。

例えば、「お問い合わせ数が増えた」「コンバージョン率が2倍になった」などの具体的な数字を目の当たりにすると、仕事の手応えを感じます。街中で自ら関わったキャンペーン広告を目にしたり、SNS上で話題になっているのを確認したりする瞬間も、大きな達成感を得られる場面です。

クライアントから「おかげで事業が成長した」と感謝の言葉をもらえた時には、今後の業務推進の力となるでしょう。

やりがい③|チームで成果を創出できる

アカウントプランナーの仕事は、決して一人では完結しません。クライアントへの提案一つとってもームメンバーと連携・協議しながら進めるケースが多くあります。

また、新規案件を取りに行く際には、他部署と連携する場合もあります。

例えば、SEO経由(Google検索)の広告出稿を検討する際に、SNS広告の方が効果的だと判断すれば、インスタ広告事業部と協力して提案を行うといった形です。

チームで目標を達成した際には、大きな達成感を得られます。打ち上げで乾杯を交わし、苦楽を共にした仲間と成功を分かち合う瞬間は、個人では味わえない特別な体験となるでしょう。

優秀なクリエイターやマーケターと協働することで、自身のスキル向上や人脈形成にもつながります。

アカウントプランナーのスケジュール

アカウントプランナーのスケジュール

実際に私がアカウントプランナーとして働いていた、よくある1日のスケジュールを紹介します。


・8:30 出社・メールチェック
・9:00 朝会(毎朝Zoomで簡単なシェアなど)
・10:00 商談準備
・11:00 商談
・12:00 昼飯
・13:00 部署ミーティング
・14:00 クライアントへの月次報告
・15:00 クライアントへの月次報告
・16:00 資料作成
・17:00 メンバーミーティング
・18:00 資料作成・タスク整理
・19:00 退社


上記の例だと、忙しくもなく、暇でもない1日です。

担当するクライアント数はメンバーによって異なるため、案件数が増える場合もあります。

なお、クライアントとのミーティングは自ら調整できるため、1日に集中して設定する日もあれば、資料作成や分析に専念する日を設けることも可能です。

私が勤務していた企業では週1回の出社が基本であり、柔軟に働きやすい環境でした!

ぜひ参考にしてください。

アカウントプランナーに求められるスキル

アカウントプランナースキル

アカウントプランナーに求められるスキルを紹介していきます。

▼アカウントプランナーに求められるスキル
スキル①|ヒアリング能力
スキル②|資料作成・提案力
スキル③|周りを巻き込む能力

スキル①|ヒアリング能力

アカウントプランナーにとって、ヒアリング能力は最も重要なスキルです。クライアントが抱える本質的な課題を引き出すことが求められるからです。

実際の商談では、クライアントが自社の課題を明確に認識していないケースも多々あります。

そのため、対話を通じてクライアントの課題を整理し、言語化する作業が必要です。

また、担当者と経営層で温度差があることも珍しくないため、それぞれの立場や考えを丁寧に聞き取り、全体像を把握する能力も欠かせません。こうしたプロセスを経て、実効性の高い提案や施策につなげられます。

スキル②|資料作成・提案力

アカウントプランナーには、資料作成スキルや・高度な提案力も求められます。

実現性可能性のある数字データを示して、ヒアリングした課題解決になるような提案をすることで、施策の実行につながります。

資料作成をする際は、PowerPointを用いて、同じ業界のデータや施策内容をわかりやすく伝えることが大切です。

私が勤めていた企業では、毎月クライアントごとにレポートを作成し、数値の共有もしました。

提案の妥当性を示すためには、客観的な指標や実績数値を用いた説得力ある説明が必要です。また、担当者のリテラシーレベルに応じて、専門用語の使い方や説明の深さの調節も重要となります。

スキル③|周りを巻き込む能力

アカウントプランナーは、1人で完結する仕事ではないため、周りを巻き込む能力も必要です。

新しい施策を立案する際には、チームメンバーの知見やスキルを活用しながら検討を深めていきます。また、円滑にプロジェクトを進めるためには、社内の他部署との信頼関係を築き、必要に応じて協力を得られる環境を整えておくことも欠かせません。

時には積極的に意見を求めたり、粘り強く調整を重ねたりする姿勢も必要とされます。

社内での認知度が高まることで業務を円滑に進めやすくなるため、積極的にコミュニケーションを図ることが大切です。

アカウントプランナーのキャリアパス

アカウントプランナーのキャリアパス

アカウントプランナーからのキャリアパス例をいくつか紹介します。


・社内での昇進
・移動広告代理店への転職
・自社サービスを展開する会社への転職
・独立


大きく上記のパターンに別れます。

社内でマネージャー・部長を目指すのが一般的なキャリアプランです。マネジメント経験を積めば、他者への転職にも有利に進みます。

営業スキルや広告運用スキルをはじめ、幅広いスキルを習得できる職種であるため、将来のキャリア形成を検討するうえでおすすめ職種です。

アカウントプランナーに関するよくある質問

アカウントプランナーのキャリアパス

最後に、アカウントプランナーに関するよくある質問3つにお答えしていきます。

アカウントプランナーに関するよくある質問
質問①|アカウントプランナー職に未経験で転職できる?
質問②|アカウントプランナーに資格はいる?
質問③|アカウントプランナーの年収は?

質問①|アカウントプランナー職に未経験で転職できる?

未経験からの転職は十分可能です。

私の勤務先でも、中途入社の多くは未経験者でした!

知識は研修や実務を通じて十分に習得できるため、意欲と学習姿勢があれば挑戦のハードルは高くありません。大切なのは、クライアントの課題を理解し、解決策を論理的に提示できる思考力とコミュニケーション力です。

質問②|アカウントプランナーに資格はいる?

特に必須の資格はありません。

強いて言えば、広告の分析や資料作成の機会が多いため「Google アナリティクス認定資格」や「MOS」を取っておくと良いでしょう。私の勤務先でも、中途入社の多くは未経験者でした!

資格よりも重視されるのは、実際に課題を整理して解決に導ける実務力や提案力です。

質問③|アカウントプランナーの年収は?

アカウントプランナーの年収は、企業規模や経験年数によって大きく幅があります。

私の勤めていた企業の年収は、新卒で400万円でした!

他社を含めた平均的なレンジは400万〜600万円程度といわれています。

有名企業の場合は800万円以上も狙えるので、ぜひチャレンジしてみてください。

まとめ

アカウントプランナーは、長時間労働や強いプレッシャー、複雑なクライアント対応など、精神的・肉体的に負担の大きい職種です。しかし、最新のマーケティングトレンドに触れながら、クライアントの事業成長に直接貢献できる、非常にやりがいのある仕事でもあります。

未経験からの転職も可能で、年収は経験とスキルに応じて400万円から800万円以上まで幅広く、キャリアの選択肢も豊富です。

アカウントプランナーへの就職・転職を検討している方は、本記事で紹介した内容を参考に、自分の適性や価値観と照らし合わせて判断してください!

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